申込時に、「参加したいです…でも諸々の理由で参加が叶わないです」、とのお声を頂戴しておりましたので、少しでも現地の様子をお届けできたらと思い、桜町再開発事業地区【熊本城ホール】を中心に、レポートをお届けいたします。アンケートでも、「自分の目で現地を視察できることが、最も勉強になる」とのお声が多かったので、担当者目線の簡単なご紹介ではございますが、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

まずはシビックホールを視察です。多目的ホールということで、コンサート、立食パーティー、ショー、セミナー等、名称のとおり利用者のニーズに沿った形で使用可能なホールです。視察時は、観覧席収納スタイルだったので、椅子が壁に収納されていました。天井も高く、ライブハウスさながらのライトが設置されていて、音響(防音ともに)、照明も完璧でした。パーテーションでホールを仕切ることももちろん可能だそうです。
メインホールへ向かいます。長いエスカレーターを上ると、広く開放的なホワイエが目の前に。なお、こちらのエスカレーターは、2Fのエントランスから4Fのホールまで直通です。数々の有名なミュージシャンの方が、こぞってコンサートを開かれている実績があるようです。炎天下でも、大雨でも、広いエントランスや、こちらのホワイエで待機ができるので、来訪者の不安感や疲労感を軽減させるような構造になっていると感じました。(担当もコンサート好きなので、地味にここはポイント高い…)
ちなみこちらが熊本城ホールのエントランス。広くて天井も高いです。こちらの左手前にエスカレーターがあります。
こちらがホール内の様子です。約2,300席です。木材は、熊本県産の杉(ホール全体)や、ヒノキ(主にステージ)を使用しているそうです。木のぬくもりが感じられる温かみのあるホールとなっていました。(このホールは葉加瀬太郎さんや玉置浩二さんもお気に入りで、わりと先まで予約されているそうです。)コンサートの他、シンポジウムなどにも多く利用されるとのこと。2階、3階にも席がありますが、どちらの席からもステージが見やすいように設計されているそうです。
災害等に備え、食料品や日用品などが納められている、備蓄倉庫です。ホールのご担当者様のご厚意で、特別に見せていただきました。想定外のことでご参加者様に喜んで頂けたと同時に、今回の視察のメインポイントをさらっていきました。(熊本市役所のご担当者の方も「視察会は付き添いで何度か参加していますが、ここには初めて入りました…」と仰っていました。)震災時には、この施設周辺のオープンスペースに、被災された方が大集合したとのことです。とても貴重な部分を見させていただきありがとうございました。
所狭しと備品がびっしり…
視察させていただいた熊本城ホールを含む、こちらの「SAKURA MACHI Kumamoto」は、ホテル、住宅、保育所、商業施設etc…が集まったひとつの施設となっており、建物の目の前にはシンボルプロムナードが整備されています。そちらにも耐震性貯水槽が整備されていたり、手押しポンプがあったりと、防災、減災機能を強化する取組がなされている印象を強く受けました。各所には公園整備もされています。(すみません、事務局対応で撮影のタイミングを逃しました…)
屋上庭園入口(通常は施錠) 屋上庭園からシンボルプロムナードを臨む。




















3年ぶりの研修会が終了しました。直近で災害が発生したり、コロナ終息せず…とのことで、正直不安事、心配事の方が多い研修会ではありましたが、熊本市役所のご担当者様をはじめ、熊本城ホールのご担当者様、講師の先生方、そしてご参加くださった皆様のおかけで、何とか終えることができました。何度も申し上げますが、ご協力くださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
今後、この状況がどうなっていくのか、先が見えないところではございますが、研修会だけでなく、情報発信に関しては、少しでもお役に立てるコンテンツをご用意していきたいと思っております。また、他の研修会も軒並み開催をいたしておりますので、ご意見、ご感想などがございましたら、いつでもお話をお寄せください。
長々となりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました!